近年、自転車通勤をする方が増えてきています。
その理由は、「通勤時の混雑を避けるため」や「運動不足解消と健康維持のため」など、人によって様々ですが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で「自転車通勤をしてみよう」と思う方が増えているようです。
しかし、派遣で働いていると、「派遣社員も自転車通勤をしていいの?」「通勤手当(交通費)は出るの?」などの疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、派遣社員が自転車通勤をするメリットや注意点をご紹介します。
派遣社員が自転車通勤をする際は、どのような点に気を付ければいいのでしょうか。
自転車通勤のメリット
自転車で通勤するメリットはいくつかありますが、コロナ禍によって、その理由も変化してきています。
混雑を避けられる
自転車通勤をすれば、人との接触を大幅に減らすことができます。
自転車は、ラッシュ時の満員電車やバスなど、人混みや空気の循環の悪い場所を避けることができます。
通勤時間の短縮
自転車は、鉄道やバスの待ち時間が必要ないため、自宅と会社の立地によっては、交通機関を利用するよりもスムーズに通勤することができる場合があります。
健康維持
コロナ禍で外出の機会が減り、運動不足になりがちな方は、自転車通勤で体を動かすことで、運動不足を解消する目的もあるようです。
混雑を避け、適度な運動をすることで、日々のストレスの軽減にもつながります。
派遣社員も自転車通勤はOK?
派遣社員の通勤手段については、「就業規則」で決められています。
自転車通勤を検討している場合は、事前に派遣会社の担当者に確認してみることをおすすめします。
派遣先によっては、「通勤距離が〇キロメートル以内」「通勤時間が〇時間以内」などの基準を設けて、自転車通勤を許可している場合もあります。
また、自転車通勤が許可されている場合は、駐輪場の有無や駐輪代なども確認しておきましょう。
通勤手当(交通費)は出るの?
派遣社員の通勤手当(交通費)は、「派遣会社のルール」によって支給されます。
通勤手当の支給は法律に定められていないため、派遣会社によってルールが異なります。
自転車通勤の場合でも、自動車や各種交通機関を利用した場合と同様に、通勤手当が支給される場合もあります。
また、駐輪場代が支給されるケースもありますので、必ず派遣会社の担当者に確認しておきましょう。
通勤経路の申請を忘れずに!
自転車通勤をする場合、必ず事前に「自転車での通勤申請」をしておきましょう。
仮に通勤中に事故に遭ってしまった場合、「自転車通勤をしている」という申請がおこなわれていなければ、労災認定が下りなくなる可能性があります。
もしものときに保障を受けるためにも、自宅から派遣先間の通勤経路を必ず申告しておきましょう。
まとめ
自転車通勤は、混雑を避けるだけではなく、通勤時間の短縮や健康維持など、色々な効果が期待できます。
近年では、自転車に関連する事故数も多くなっていますので、自転車通勤をする際は、交通ルールを順守し、安全運転を心がけましょう。