一年のうちで最も寒さを感じる２月は、風邪を引いたり、肩こりや頭痛などの体調不良を起こりやすい季節です。
しかし、同じような生活をしていても、風邪を引きやすい人と引きにくい人がいますよね。
実は、それには「免疫」が大きく関係しています。
私たちが普段元気でいられるのは、体本来がもつ「免疫の働き」のおかげで、免疫は生活習慣によって大きく変化します。
そこで今回は、健康な毎日を送るために知っておきたい「免疫の仕組み」や、免疫力アップに効果的な「朝時間の過ごし方」をご紹介します。
そもそも免疫とは？
私たちの周りにはウイルスや細菌など、様々な異物が存在しており、それが体内に侵入することで、病気や体調不良を引き起こします。
そんな異物の侵入から体を守っているのが「免疫」です。
免疫は、体への異物の侵入を防いだり、侵入してしまった異物を感知して体から排除する「防御システム」です。
例えば、風邪を引いたときに発熱して病原菌と戦ったり、くしゃみや鼻水で体外に異物を排除しようとするのが、免疫の働きです。
このようなシステムを維持していく力のことを「免疫力」といいます。
免疫力が低下すると？
免疫力が低下すると、病原菌と戦う力が弱くなり、病気にかかりやすくなったり、病気が治りにくくなったりします。
つまり、日頃から「免疫力を高める生活」を意識することが、病気の予防にもつながります。
そのためには、「朝をどう過ごすか」が大切なポイントになります。
免疫力アップに有効な「５つの朝活」をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
①朝の光を浴びる
朝の光を浴びて、体内時計を毎日リセットすると、体内リズムが適切になり、免疫力が高まります。
その他にも太陽の光は、免疫細胞を活性化させるビタミンDを作る働きもあります。
朝起きて、カーテンを開け、窓際で朝食やメイクをするなどの「ながら日光浴」でもOKです。
②朝からしっかり栄養補給
朝食は交感神経をオンにして、腸の働きをよくします。
朝食は抜かないようにしましょう。できれば、野菜や卵、大豆製品、果物などバランスよく食べましょう。
③体を温める飲み物をとる
体を温める飲み物をとることで、免疫細胞が働き出し、免疫力を高めていきます。
ショウガやにんにく、玉ねぎは血行を良くして、体温を上げる効果があります。
朝食には、玉ねぎスープやショウガ紅茶がおすすめです。
④通勤を運動タイムにする
運動不足は免疫力を低下させる要因になります。
通勤で歩くときは、いつもより少し早く「せかせか歩き」を意識して歩いてみましょう。
腕を大きく前後に振ると、全身の筋肉を使うので、有酸素運動になります。
無理をせず、毎日続けられる程度の運動を見つけてみましょう。
⑤熱いシャワーを浴びる
忙しい朝は、４２℃くらいの熱めのシャワーを３分間くらい浴びると、免疫細胞の働きがよくなります。
夜は３８℃くらいのぬるめのお湯で半身浴がおすすめです。
まとめ
免疫力を高める「５つの朝活」についてご紹介しました。
５つすべては難しいかもしれませんが、毎日続けられそうなものは見つかりましたか？
忙しい朝の時間ですが、少し工夫して、免疫力を高める習慣を身に付けましょう。
