派遣で仕事を探していると、「電子部品の組み立て」という募集をよく目にします。
テレビやスマートフォンなどの電子機器は身近にあるものですが、その組み立てとなると、専門的な知識や技術が必要だと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、電子部品組み立ての仕事で行う作業は、それほど難しいものではなく、未経験者OKの場合も多くあります。
そこで今回は、「電子機器組み立て」の仕事について、一般的な業務内容やこの仕事に向いている方の特徴、仕事のメリットなどについてご紹介していきたいと思います。
電子部品の組み立てとは?
テレビやスマートフォンなどの電子機器は、現在では生活に欠かせないものとなっています。
そんな電子機器に使われるのが、「電子部品」であり、製造工場でたくさんの工程を経て組み立てられています。
この工程の一部を担うのが、「電子部品組み立て」の仕事です。
ただし、電子部品には様々な種類があり、さらに組み立てにも様々な工程があります。
そのため、一口に電子部品組み立てといっても、具体的にどのような作業をするかは、工場によって異なります。
派遣会社に仕事を紹介してもらう時点で、必ずどのような作業内容かを確認しておきましょう。
今回は、一般的な電子部品組み立ての仕事の特徴についてご紹介します。
電子部品組み立ての仕事内容
電子部品組み立ての仕事内容には様々なものがありますが、ほとんどの場合は、細かく作業ごとに担当者が振り分けられ、一人一人が限られた範囲の作業を繰り返し行います。
電子部品という普段の生活ではあまり馴染みのないものですが、実際に行う作業は、ネジ締めやシール貼りなど、それほど難しいものではないことが多く、割り振られた単純作業を繰り返すことになります。
ベルトコンベアなどで流れてくるものを複数人で担当しながら組み立てる、「ライン作業」の場合も多いようです。
基本的には、自動車の組み立てのように大きな部品を取り扱うわけではないので、椅子に座りながらの作業になることもあります。
また、電子部品はゴミやホコリ、水分が厳禁のため、一般的に作業服やマスク・帽子・手袋などの着用が定められています。
電子部品の組み立てに向いている人は?
電子部品の組み立ての仕事に向いているのは、単純作業が得意で集中力を保てる方です。
基本的には単純作業になるため、同じ作業を数時間単位で繰り返すことが苦にならず、ミスをしないように集中して作業を続ける必要があるためです。
人とコミュニケーションを取りながら働くよりも、一人で黙々と作業をする方が好きな方におすすめです。
また、電子部品の組み立ては、工程によってはやや複雑な作業が必要になることもあるため、ある程度の手先の器用さが求められることもあります。
作業に慣れるのが早く、効率や作業スピードを意識できる方が重宝される傾向にあります。
電子部品の組み立てのメリット
電子部品の組み立ての仕事のメリットは、未経験でも挑戦しやすいことです。
未経験OKの募集は、あまり難しくない単純作業が多く、特別な技術や知識は必要ありません。
ほとんどの場合、力仕事もない室内での作業になるため、意欲さえあれば、性別や年齢にかかわらず働くことができます。
派遣でも仕事の募集が多いため、一度経験して慣れておくと、仕事の選択の幅が確実に広がるでしょう。
また、接客業のように、臨機応変な対応を求められることや、お客様からのクレーム対応に追われることがなく、精神的に安定して働けることもメリットの一つです。
ゆっくり自分のペースで進めていい仕事ではありませんが、自分の仕事の範囲は決まっていることが多いため、時間内に確実に作業を終わらせることができれば、周りの人と競争する必要もありません。
まとめ
「電子部品組み立て」とは、電子機器に必要な部品を組み立てる仕事のことです。
どんな電子機器のどの部品を取り扱っているかは、派遣先の工場によって異なるため、作業内容の詳細はよく確認しましょう。
電子部品組み立ての仕事は、パートタイムなどの短時間勤務が設定されていることが多いため、フルタイムで働くことが難しい方にもおすすめです。