スマートフォンは、今や多くの人にとって生活に欠かせないツールとなっています。
派遣で働く皆さんも、SNSやゲーム、動画鑑賞など「スマホの画面を見ている時間がだんだん長くなっている」という方は多いのではないでしょうか。
スマホの使い過ぎは、目の疲れや肩こりだけではなく、気づかないうちに様々な不調につながっている可能性があります。
また、必要がないのにスマホを開いてしまったり、スマホが使用できない状況が続くと落ち着かなくなるなど、精神的にスマホに依存してしまう、「スマホ依存」に陥っている場合もあります。
そこで今、注目されているのが、スマホなどのデジタル機器と意図的に距離を置き、心身の疲労回復を促す「デジタルデトックス」です。
今回は、デジタルデトックスの効果や簡単なデジタルデトックスの方法をご紹介していきたいと思います。
スマホを使いすぎていると感じたことのある方は、ぜひ一度お試しになってみてはいかがでしょうか。
スマホ依存とは?
近年の調査では、「スマホの使用時間を減らした方がいい」と思っている人が多くなっているそうです。
今や朝起きた時から夜寝るまで、スマホを使い続けている人はめずらしくありません。
例えば、朝にニュースを見て、通勤中にゲームをして、仕事の休憩時間にSNSをチェックし、夜寝る前まで動画を見る、というような生活です。
スマホの使用頻度や時間を自身でコントロールできている場合は問題ありませんが、使用を減らしたいと思ってるのにそうできないのは、スマホ依存の入口にいるかもしれません。
食事中や人と話しているときにもついついスマホに手が伸びてしまったり、トイレやお風呂にまでスマホを持ち込む人は、スマホへの依存度が高くなっていると言えるのではないでしょうか。
今は深刻な症状がなくても、肩こりや目の疲れをはじめとした体の不調や、ストレートネック、ブルーライトの刺激による睡眠の質の低下など、だんだん日常生活に影響が出てくる可能性があります。
また、スマホの使い過ぎが習慣化すると、情報のインプットが多すぎて、「脳が疲れている」状態に陥ってしまい、脳の情報処理能力が低下してしまいます。
脳の疲れは、物忘れや感情コントロールの低下を起こしたり、自律神経の乱れにもつながり、心身ともに様々な不調を引き起こします。
デジタルデトックスとは?
デジタルデトックスとは、スマホなどの電子機器から意図的に距離を置くことです。
スマホの使い過ぎは、様々な体の不調につながりますが、それと同じくらい、心の健康にも影響するケースがあります。
例えば、ネット上のネガティブな情報に落ち込んだり、SNSの反応を常に気にしていたり、時間外に仕事のメールをチェックしてしまうなど、心が休まらない状態になってしまっていることがあります。
デジタルデトックスは、単にスマホの画面を見ないというだけではなく、スマホの向こう側にある様々な情報から自分を切り離すことが大切です。
あえてスマホを見ない時間を作ることで、情報の流入を遮断して脳を休ませ、体の健康とともに心の健康も維持していきましょう。
デジタルデトックスは、スマホなどの電子機器を見なければいいだけなので、誰にでもできますが、いきなりスマホを使わない生活はなかなか難しいと感じる人も多いかもしれません。
そこで、簡単にできるデジタルデトックスの方法をご紹介していきたいと思います。
簡単にできるデジタルデトックス
簡単に実践できるデジタルデトックスの方法は、スマホを使すぎないように自分でルールを決め、スマホを触わらない環境を作ることです。
使用のルールを決める
まずはスマホを使いすぎないように自分でルールを決めましょう。
例えば、通勤中はスマホを見ない、就寝の2時間前からスマホを触らない、SNSのチェックは1日3回までなど、実現可能で無理なく続くルールをおすすめします。
スマホを設定する
自分でルールを決めたら、そのルールを守れるようにスマホを設定しましょう。
ほとんどのスマホには、「お休みモード」の設定や、休止時間の指定、アプリの使用時間制限をかける機能があります。
自分で決めたルールを守れるよう、スマホを簡単には使えなくしてしまいましょう。
物理的に使いにくい環境にする
スマホが近くにあるとつい手が伸びてしまう場合は、物理的にスマホを遠ざけるのも効果的です。
例えば、スマホを別の部屋や鍵のかかる場所に置いたり、スマホを置いたまま散歩などに出かけるなど、物理的にスマホと距離を置いてみましょう。
まとめ
デジタルデトックスは、目の疲れや睡眠の質の低下、自律神経の乱れなど、直接的な体の不調を軽減できるだけではなく、様々な情報から距離を置くことで、心の健康を保つ効果も大きいのではないでしょうか。
心身の健康を保つため、スマホなどのデジタル機器から距離を置く、デジタルデトックスをはじめてみてはいかがでしょうか。