派遣で仕事を探しているとき、せっかくやってみたい仕事が見つかっても、駅やバス停から遠くて、応募をあきらめた経験はありませんか?
マイカー通勤が難しい方は、派遣先までの交通手段が確保できないと、応募できる求人が減ってしまいますよね。
そんなとき注目したいのは、「送迎あり」の派遣です。
派遣先まで送迎してくれるのであれば、マイカー通勤が難しくても、やってみたい仕事に応募することができます。
しかし、派遣の「送迎あり」とは、どのようなものかよく分からないから躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、「送迎あり」の派遣とはどのようなものか、メリット・デメリットについてご紹介していきます。
「送迎あり」の派遣とは
派遣で「送迎あり」の求人は、働く方の最寄り駅や周辺の場所と、職場である派遣先を往復する小型のバスやワゴンなどがある仕事です。
送迎があることによって、駅やバス停から遠く、車を持っていないと通えない派遣先でも働くことが可能になります。
派遣会社が送迎を出している場合もあれば、派遣先企が出している送迎に派遣社員も乗せてもらえる場合もあります。
「送迎あり」の条件とは?
当然のことではありますが、すべての派遣の仕事に送迎があるわけではありません。
なぜなら、送迎を出すには、バスや車の維持費、ガソリン代、運転手や駐車場の確保など、様々な経費がかかるからです。
送迎がある仕事の条件として一般的に挙げられるのは、「ある程度まとまった人数が一度に動くこと」です。
例えば、同じ派遣先で働く人数が多く、定時が決まっている仕事であれば、同じ時間にある程度まとまった人数を送迎することができます。
「送迎あり」のメリット
最初にご紹介した通り、送迎ありの一番のメリットは、マイカー通勤が難しく、駅やバス停から遠い派遣先では働けない方が、やってみたい仕事に応募できることです。
車を持っていない方はもちろんのこと、朝夕の通勤ラッシュや仕事で疲れた後の運転に自信のない方にとっても、送迎があれば安心して仕事をすることができます。
そして、派遣先に直通で送迎してもらえるため、通勤時間の短縮になる可能性もあります。
特に郊外にある工場などでは、バスや電車を乗り継ぐと時間がかかるケースが多いので、直通の送迎があれば、通勤に必要以上の時間がかかりません。
また、公共交通機関と比べると快適に通勤できることも大きなメリットです。
例え公共交通機関と同じ道を通る場合であっても、送迎であれば、停留所の数が少なく、座席も確保されていることから、快適に通勤することができます。
送迎があることで通勤の負担が軽減され、仕事に集中することができます。
「送迎あり」のデメリット
一方で、送迎がある仕事にもデメリットはあります。
それは、通勤の時間帯と通勤経路が固定されることで、様々なスケジュールが制約されることです。
送迎の運行に合わせて通勤しなければならないと、必然的に急な残業や早退は難しくなります。
例えば、「今月は残業を多くして稼ぎたい」「しばらく勤務時間を短縮したい」など、柔軟な働き方はできないこともあります。
送迎の運行スケジュールは、派遣先によって異なるので、どのくらいの頻度で派遣先と送迎場所を往復する便があるのかを必ず確認しておきましょう。
まとめ
今回は、派遣の仕事の中でも「送迎あり」についてご紹介しました。
派遣先までの送迎があれば、通勤が困難な仕事にも挑戦することができます。
送迎のある仕事を希望する方は、必ず派遣会社の担当者に最初に伝えましょう。
また、募集要項には記載されていなくても、送迎がある可能性もありますので、あきらめずに確認してみましょう。