派遣の仕事に応募したものの、なかなか話が進まない場合には、就業場所となる派遣先に原因がある場合と、労働契約を結ぶ先となる派遣会社に原因がある場合の、2つの場合に分けて考える必要があります。
派遣先に原因がある場合
派遣の仕事に応募した時に目にした求人は、ある派遣先で就業する場合のものです。つまり、応募した後に、その派遣先で受け入れ態勢が不十分な状況となっていれば、派遣会社と派遣元とのあいだでのやり取りに時間が要されてしまうため、なかなか話が進まない状況となってしまいます。このような状況は案外と少なくありません。派遣先の担当者が多忙で派遣会社との話し合いの時間を割けない日が続くこともあります。仮に、このような状況であれば仕事を応募した派遣会社の担当者より、しっかりと説明があると思いますので、不安に思ったら問い合わせてみるようにしましょう。
派遣会社に原因がある場合
営業力のない派遣会社であった場合、見せかけの求人を掲示して人材からの応募を待ち、その応募者のスキルを確認してから、就業先の開拓を行うこともありますので、話がなかなかまとまらなければ、ずっと待たされてしまいます。通常の派遣会社であれば、他の案件の紹介があったりしますので、それもなければ、営業力のない派遣会社として敬遠しておいたほうがベターです。時間をロスしてしまうことに加え、派遣先との関係性も希薄である場合が多いので、その後の就業環境にネガティブな影響が生じる可能性も高いためです。
いずれの場合であっても、派遣の仕事に応募して、派遣会社からの連絡が途絶えてしまうようであれば、その派遣会社は止めておいたほうがいいでしょう。その対応こそが、派遣として働くようになってから自分が受ける派遣会社からのサポートの姿勢なのだと考えれば、心細さを覚えざるを得ません。他の派遣会社に所属しても、同じ就業先で働ける場合もありますし、類似案件も期待できますので、より充実したサポートを受けられるだろう派遣会社を探してみるほうがずっと賢い選択だといえます。