派遣の仕事をしているうちに、「今すぐ辞めたい!」と思ってしまった経験はありませんか?
例え契約期間の途中でも、様々な理由で退職を考えるケースはあると思います。派遣社員は、正社員に比べると、仕事を辞めることへのハードルが低いこともあり、すぐに行動に移す方もいらっしゃいます。
しかし、可能ならば、「今すぐ辞めたい!」と思っても、一度は立ち止まることをオススメします。なぜなら、辞めたいと思う理由によっては、すぐに退職しない方がいい場合があるからです。
「焦って退職しなければよかった…」と後悔しないよう、一度冷静になって、なぜ仕事を辞めたいと思ったのか、本当に辞めることがベストなのかを、考え直してみましょう。もしかすると、辞める以外の改善策があるかもしれません。
そこで今回は、仕事を今すぐ辞めたいと思った時に、一度は立ち止まって考えていただきたい、3つことをご紹介したいと思います。
その① 派遣会社に相談してみよう
仕事を辞めたい理由として多いのは、仕事内容や待遇の不満、職場環境や人間関係の悩みではないでしょうか。
例えば、「自分のスキルと仕事内容が合わない」「残業が多すぎる」「職場の人間関係に疲れた」など、様々な理由で仕事を辞めたいと考えてしまうことがあると思います。
その様な場合、まずは派遣会社に相談してみることをオススメします。
悩んだら「今すぐ辞める」ではなく、「まずは相談する」ことで改善することもあります。自分の状況や気持ちを整理して、派遣会社に相談してみましょう。派遣会社が間に入って問題の解決を助けてくれたり、的確なアドバイスがもらえる可能性もあります。
もしも、事前の契約と異なる仕事内容だった場合や、あまりにも理不尽な待遇を受けていた場合は、十分に改善が見込めると言っていいでしょう。
その② 家族と十分に話し合おう
ご家族の状況や生活環境の変化によって、仕事を辞めたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
例えば、結婚や妊娠、家族の看護や介護が必要になった場合などでも、すぐに仕事を続けられないと判断せず、本当に働く時間的余裕がないのかを、ご家族や配偶者と話し合ってみましょう。
仕事を辞めた後すぐに、「やっぱり家計の足しに働きたい」「思ったより働く時間があった」となってしまうケースは多くあります。
今までと同じ勤務が難しい場合は、勤務形態の変更や、定期的な欠勤・早退が可能かなど、派遣会社に相談してみる手もあります。
どちらにしろ、配偶者やご家族と十分に話し合い、具体的な生活リズムをシュミレーションして、慎重に検討することをおススメします。
その③ 契約期間を確認してみよう
それでも、やはり仕事を辞めなければならないと思ったら、まずは契約期間を確認してみましょう。
働く終わりが見えれば、「あと○ヶ月だけ頑張ろう!」と前向きな気持ちになれることもあるのではないでしょうか。
当たり前のことですが、契約期間の途中で辞めることは、できるだけ避けなければなりません。同じ退職でも、「契約を更新しない」のが、一番スマートで誰にも迷惑をかけない辞め方です。
派遣社員も、社会人として責任ある行動を取ることを忘れてはなりません。
また、派遣先を辞めても、派遣会社との関係は続いていきます。今後のためにも、ご自身の評価を落とす行動になっていないか、きちんと考えましょう。
契約期間まではしっかりと働き、契約更新の1ヶ月前には派遣会社に退職したい理由を伝えるのがベストです。
冷静に判断することが大切
派遣の仕事を「今すぐ辞めたい!」と考え始めると、1日でも早く職場を離れたいと思ってしまいがちですが、本当に今すぐ辞めるべきなのか、一度立ち止まって考え直す機会を持ってみてもいいのではないでしょうか。
ただし、働いていくためには、心身の健康も大切です。くれぐれも無理はしすぎないよう、仕事を続けていくべきかどうかを冷静に判断してくださいね。