派遣で働くに当たって、派遣社員にも「昇給」があるかどうか気になりませんか?
正社員でも簡単に昇給できない時代ですので、「派遣社員には昇給なんてない」とお考えの方も多いかもしれません。
まして、派遣社員は派遣期間が決まっていますので、企業側から見ても、昇給させるメリットがないように思えます。
しかし、実際には派遣社員でも「昇給」することは不可能ではありません。
少し視点を変えて「昇給」を考えてみると、派遣社員ならではの昇給方法が見えて来るのではないでしょうか。
派遣社員の昇給とは?
「昇給」とは、一般的には、年齢・勤続年数や業績・昇格に応じて給料が上がることを指します。正社員の場合は、毎年一定の期間で昇給査定が行われるケースが多いようです。
では、派遣社員にとっての「昇給」チャンスは、いつなのでしょうか?
それは、大きく分けて、「契約更新」と「派遣先変更」だと考えられます。どちらにしても、多くの場合は、「時給○○円アップ」という形になります。
この2つのタイミングで「昇給」を狙うために、それぞれの違いを知っておきましょう。
契約更新時の昇給
まずは、契約更新時の昇給です。
派遣先企業や派遣会社にとって、優秀な人材に継続して仕事をしてもらいたいために、契約更新のタイミングで時給を上げてくれるケースがあります。
派遣先からの評価が非常に高い場合や、派遣先で時給の見直しがあった場合などは、交渉せずとも、派遣会社側から時給アップの提案をされることがあります。
もしくは、契約更新のタイミングで、自ら時給アップの交渉をするという手もあります。
派遣先での労働内容や実績・評価などをアピールするのが、一番説得力があるかもしれません。ただし、合理的な理由がない場合は、それほど成功率は高くないと考えておきましょう。
時給交渉の注意点としては、派遣先ではなく、必ず派遣会社に対して交渉をすることです。常識的に考えて雇用から1年間以上経ってからの方がいいでしょう。
派遣先変更時の昇給
次に、派遣先を変えることによる昇給です。
派遣では、派遣先によって時給が決まっているため、派遣先を変えることによって時給が上がるケースがあります。
「派遣先が変わると厳密には昇給と呼べないのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、派遣社員にとっては、時給アップの最も有効な手段と言えるでしょう。
同じ職種や似たような仕事内容でも、派遣先によって時給が違ってきますので、今よりも時給の高い仕事を求めている方は、常にアンテナを張っておきましょう。
また、時給の高い仕事は、ある程度のスキルや経験が求められる場合が多くあります。
そのため、普段からスキルアップを目指して勉強することや、真面目に経験を積んでいくことが、時給アップへの近道と言えるでしょう。
「昇給」を目指そう!
派遣では、派遣先によって最初から時給が決まっていますが、様々な方法でそこから「昇給」していくことができます。
働いている中で、経験を積んでスキルアップをしていき、仕事のレベルも時給もだんだん上がっていくのが理想的ですよね。
派遣で働きながら、ご自分にできる方法で「昇給」を目指してみましょう!