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こんな場合どうする?派遣社員の年末調整

今年も年末調整の時期が近づいてきました。
派遣で働く皆さんも、条件が合えば、派遣会社で年末調整を受けることができます。
ただし、正社員として勤めている方に比べて、派遣で働く方は、複数の仕事を掛け持ちしていたり、職を転々としていたりと、多様な働き方をしている方が多くいらっしゃいます。
そんな方は、「自分は派遣会社で年末調整の対象になるの?」と疑問をお持ちではないでしょうか?
そこで、年末調整の対象となるかどうかの事例を、派遣で働く方に多い、いくつかのケースでご紹介したいと思います。
年末調整が受けられるのか不安に思われる方は、参考にしてみてください。

ケース① 複数の派遣先がある

派遣で働いていると、年の途中で派遣先が変わることがあります。例えば、「1月〜6月は派遣先A」「7月〜12月は派遣先B」といった場合です。
また、主に勤務している派遣先とは別に、土日など空いた時間に別の派遣先に勤めることもあります。例えば、「月曜日〜水曜は派遣先C」「土曜日〜日曜日は派遣先D」といった場合です。

年末調整OK!※同一派遣会社のみ

このようなケースは、派遣先の会社は関係なく、「同じ派遣会社」から派遣されていれば、問題なく年末調整を受けることができます。
派遣社員は派遣会社に雇用されています。そのため、その年の中で派遣先が何度も変わっても、複数の派遣先を掛け持ちしていても、派遣会社が同じであれば、雇用先は同一ということになりますので、特別な添付書類も必要ありません。

ケース② 副業をしている

派遣社員の中には、派遣とは別の副業をしている方もいます。例えば、「平日は派遣会社A」「週末はアルバイトB」といった場合です。
他にも、複数の派遣会社を利用してダブルワークをしていたり、内職やクラウドソーシングで収入を得ているケースもあります。

末調整OK!※場合によっては確定申告が必要

「副業」をして、2ヶ所以上から給料を受けている場合でも、年末調整を受けることはできます。ただし、年末調整ができるのは1ヶ所の勤務先のみです。
2ヶ所以上の勤務先で年末調整をすると、扶養控除などが重複して適正な課税ができなくなってしまいます。
一般的には収入の多い方を「本業」とし、その勤務先で年末調整を受けます。「副業」の方は、一年間の収入が20万円以下の場合は確定申告をする必要はありませんが、20万円を超えるとご自身で確定申告をする必要があります。

ケース③ 前職がある

年の途中で転職して派遣会社で働き出したというケースがあります。例えば、「3月までは会社A」「4月から派遣会社B」といった場合です。
もしくは、年の途中で派遣会社を変えるパターンもあります。例えば、「9月までは派遣会社C」「10月から派遣会社D」といった場合です。

年末調整OK!※源泉徴収票が必要

このパターンでは、前職の「源泉徴収票」を提出することによって、年末調整を受けることができます。
正しい税額を計算するためには、1年間で得た収入を合計しなければなりません。年内で複数回転職をしている方は、すべての会社での源泉徴収票が必要になります。
源泉徴収票は、退職時(退職後)に発行されています。紛失してしまった場合は、早めに再発行を依頼しておきましょう。

まとめ

派遣社員も、一定の場合を除いて正社員と同様に年末調整の対象になります。
ただし、多様な働き方をしてる方も多いため、ご自分が年末調整の対象になるかは、しっかりと把握しておきましょう。
年末調整は、正しい税額を計算するための大事な手続きです。スムーズに年末調整の書類を提出できるよう、準備を進めておきましょう。