派遣で働いたことがない方は、派遣という働き方について、色々な疑問をお持ちではないでしょうか。
派遣で働くことに、「アルバイトよりも面倒くさそう」というイメージがあったり、「派遣の仕組みがよくわからない…」という理由で、派遣会社を利用して来なかった方もいらっしゃると思います。
派遣についてよく分からないと、なんとなく利用するのもためらってしまいますよね。
そこで今回は、「派遣ではすぐに働けるの?」「どんな雇用関係になるの?」「長く働くこともできるの?」という、3つのよくある疑問についてご説明していきます。
派遣という働き方の特徴を知っていただければと思います。
働く前に登録が必要
派遣で働こうとするとき、最初の疑問は、「すぐに仕事を紹介してもらえるの?」ということだと思います。
派遣で働くためには、まず派遣会社への登録が必要です。
登録は無料で、派遣会社に直接出向いて登録をする方法と、インターネット上からWEB登録をする方法があります。
派遣の登録では、名前や住所といった基本情報と共に、希望する職種や就業条件も登録します。
この登録情報をもとに、派遣会社から条件に合った仕事の紹介を受けることになります。
また、派遣会社からの紹介を待つだけではなく、自分で派遣会社のホームページ等から仕事を探すこともできます。
働く前に登録がいると聞くと、少し面倒に感じるかもしれませんが、派遣の登録は、より条件に合った仕事に就くために必要な手続きになります。
雇い主は派遣会社
実際に派遣で働くとなった場合、「結局どこに雇われるの?」という疑問もあるのではないでしょうか。
派遣では、登録をしただけでは、雇用関係は成立しません。お仕事が決まってから雇用契約を結ぶことになります。
簡単に言えば、派遣とは、派遣会社(派遣元)と雇用契約を結んで、実際に働く企業(派遣先)で就業する働き方です。
つまり、雇用主は派遣会社となり、給与の支払や福利厚生などは派遣会社から受けることになります。一方で、実際の仕事に関する業務指示は、派遣先の企業から受けます。
派遣社員の雇用主は派遣会社ですので、働き出してから困ったことがあった場合は、派遣会社がフォローやサポートをしてくれます。
雇用には期限がある
最後に、「派遣は雇用が安定しない」というイメージから、「派遣で長く働き続けることはできるの?」という疑問をお持ちの方も多いと思います。
確かに、一般的な登録型派遣では、あらかじめ契約期間が定められています。契約期間は、3ヶ月〜6ヶ月など、派遣先によって異なります。
ただし、契約期間は、派遣先企業と本人の双方の希望があれば、更新していくことが可能です。契約期間を更新していくことで、ある程度まとまった期間働くこともできます。
注意点としては、「派遣先の事業所における同一の組織(課やグループ)単位」で、3年を超えて働くことができないことです。(※一部例外あり)
契約期間が終了した場合は、新たな仕事の紹介を派遣会社から受けることになります。派遣先企業との雇用契約が終了しても、派遣会社の登録までなくなるわけではありません。
同じ派遣会社に長く所属し、派遣先を変えて働き続けることは、何の問題もありません。
まとめ
派遣に関するよくある疑問をご説明してきましたが、いかがでしたか?ざっくりとですが、派遣の仕組みをご理解いただけたでしょうか?
なんとなく派遣を利用して来なかった方も、理想の仕事に就く手段の一つとして、派遣を考えてみてはいかがでしょうか。