派遣社員としての働き方にも色々な形があります。
派遣社員は、登録した派遣会社から仕事の紹介を受けて、派遣先企業で働きますが、「なるべく長く同じ派遣先で働きたい」と考える方もいれば、「派遣先にはこだわらず、都合の付くときだけ働きたい」という方もいらっしゃいます。
また、「色々な仕事をしてみたい」「色々な派遣先で経験を積みたい」という理由で、あえて短期間の仕事を希望する方もいらっしゃいます。
自分のライフスタイルやキャリアプランに合わせて働き方を変えることができるのは、派遣のメリットの一つでもあります。
そこで今回は、「都合の付くときだけ働きたい」「色々な派遣先を経験したい」とお考えの方にピッタリな、「単発派遣・短期派遣」についてご紹介したいと思います。
単発派遣とは?
「単発派遣」とは、不定期に1日〜数週間程度の短い期間で働くことを言います。
期間に明確な規定はありませんが、一般的には、30日以内の仕事のことを指す場合が多いようです。
場合によっては、「スポット派遣」や「日雇い派遣」と呼ばれることもあります。
毎日短時間だけ働いたり、決まった曜日だけ働く、いわゆる「パートタイム型」の派遣もありますが、「単発派遣」は、1日〜数日で終了する仕事が多く、より個人の都合を優先できる働き方と言えます。
副業として本業の合間に働きたい方や、趣味のための臨時収入が欲しい方など、空いた時間を有効に使いたい方におすすめです。
単発派遣の仕事内容
単発派遣の仕事は、工場や倉庫での簡単な軽作業や、イベントの会場設営・警備など、特別なスキルや経験を必要としないものが多い傾向にあります。そのため、未経験でも働きやすい仕事が多いと言えるでしょう。
また、例え仕事が自分に合わない可能性があっても、1日〜数日で終わる仕事であれば、気軽に働くことができます。
単発派遣で働くためには?
単発派遣で一番気を付けておかなければならないのは、働ける人が限られているということです。
30日以内の単発派遣で働くには、次のいずれかの条件に当てはまっている必要があります。
単発派遣で働ける条件
・60歳以上の方
・昼間学生(雇用保険の適応外の学生)
・副業として働く方(本業の年収500万円以上)
・主たる生計者ではない方(世帯収入500万円以上)
短期派遣とは?
「短期派遣」は言葉の通り、短期間に限定した働き方のことを言います。
こちらも明確な規定はありませんが、一般的に1ヶ月〜半年ほどの仕事を指す場合が多いようです。
様々な事情で長期間は働けない方や、就職や留学までの期間が決まっている方など、ある程度の期間限定で働きたい方に人気の働き方です。
また、「色々な仕事を経験してみたい」という方や、興味のある仕事でも「いきなり長期で働くのは不安」という方にもおすすめです。
短期派遣の仕事内容
短期派遣では、季節イベント(お中元やお正月など)関連のお仕事や、繁忙期(ゴールデンウィークや夏休みなど)限定のスタッフ、キャンペーン期間の増員など、ある程度まとまった期間の仕事が中心になります。
また、繁忙期に業務が集中する事務系の仕事もあり、単発派遣よりは仕事の幅が広い傾向にあります。
まとめ
「単発派遣・短期派遣」を始める前に知っておきたい情報をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
今回ご紹介した内容にご興味を持たれた方は、一度派遣でどんな求人があるか調べてみましょう。