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実は間違っているかも!?よく使うビジネス敬語

「言葉遣い」は、人の印象を左右する大きな要素です。
例え仕事ができても、言葉使いがメチャクチャだと、派遣会社や派遣先に「この人は大丈夫かな?」と思われてしまう可能性があります。
どんな職種であっても、日頃から正しい言葉遣いを心がけておいて損はありません。
お客様と対応することがない仕事(工場勤務・清掃業務など)であっても、職場には、上司、先輩社員、取引先の方など、自分の立場から見ると、「目上」に当たる方が多くいらっしゃいます。
接客業や電話対応が多い仕事(事務職・コールセンターなど)であれば、言葉遣いが原因で、採用をお断りされることもあるかもしれません。
そこで今回は、派遣で仕事をしていく上で注意しておきたい、「間違った敬語」をご紹介します。
日常的に使っている言葉の中には、実は間違って覚えている敬語があるかもしれません。
せっかく丁寧な言葉を使っている気でいても、相手の方を不快にしてしまっては、元も子もありません。
「敬語はあまり自信がない…」という方は、この機会に、よく使う敬語をマスターしましょう。

間違った敬語① 「ご苦労様です」

「ご苦労様です」と「お疲れ様です」は、同じ意味の言葉として使っている方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、本来「ご苦労様」は、目上の人(上司など)が部下をねぎらう意味合いの強い言葉です。
逆に、「お疲れ様」は、一般的に上下関係を問わず使える言葉です。
上司から部下、部下から上司、同僚同士など、どんな立場でもあいさつ代わりに使える言葉なので、「お疲れ様です」を使うようにしましょう。

間違った敬語② 「○○部長さん」

役職のある方を呼ぶとき、「〇〇部長さん」と言ったり、電話口で呼び出してもらうとき、「〇〇部長様はいらっしゃいますか」と言うことがあるかもしれません。
「目上の人には敬称をつけなければ」という気持ちだと思いますが、役職は地位をあらわす言葉なので、実はそれだけで敬語になっています。
つまり、社長・部長・課長・係長といった役職に、「さん」や「様」を付けることは、二重敬語になってしまい、正しくありません。
目上の人であっても、この場合、「○○部長」だけで問題ありません。
本人への呼びかけでなければ、「部長の〇〇さん」「部長の〇〇様」と言い換えることもできます。

間違った敬語③ 「なるほどです」

相槌を打つときに、「なるほどです」「なるほどですね」と言うのは、間違った言葉の使い方です。
「です」が付いていることで敬語(丁寧語)っぽく聞こえるかもしれませんが、そもそも文法的言えば、「なるほど」は副詞か感嘆詞に当たるため、直接「です」を付けることができません。
例えば、「はい」という言葉に「です」を付けて、「はいです」と言わないことと同じです。
また、「なるほど」は、相手の言葉への同意や納得を示す言葉ですが、相手の言うことを「評価した上で同意する」という意味があります。
この「評価する」という行為は、通常「上司が部下に行うこと」であり、目上の方に行うことではありません。
そのため、無理に敬語っぽく「です」を付けても、結局は見下したようなニュアンスになってしまい、「上から目線」のようにとられてしまうことがあります。
相槌は、シンプルに「はい」と言えば、同意や肯定の意思を伝えることができます。
納得したときは「わかりました」、より丁寧に言うなら「承知しました」を使いましょう。

まとめ

耳慣れた言葉でも、「実は間違った使い方だった」ということがあります。
「他の人が使っているから正しい」という先入観はリセットし、正しい表現を身につけましょう。
丁寧で正しい言葉使いができる人は、それだけで好感を持たれやすくなります。
相手に対する心遣いを忘れずに、丁寧で正しい言葉遣いを心がけましょう!