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短期派遣は履歴書に書かなくていい?派遣社員の履歴書の書き方

派遣社員として働いた期間の、履歴書の書き方について疑問に思ったことはありませんか?
派遣社員は、雇用主(派遣会社)と勤務先(派遣先企業)が異なるため、「職歴欄はどう書けばいいのだろう?」と戸惑ってしまいがちです。
また、多くの派遣先を経験していると、職歴欄が長くなり、「仕事が続かないと思われるのでは?」と不安になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
特に、日雇いの単発派遣や、1カ月未満の短期派遣で働いている期間があると、それも履歴書に書くべき情報なのかどうか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、「派遣の仕事はどのように履歴書に記入するのか」についてご紹介していきたいと思います。

履歴書の「職歴欄」の書き方

まずは、派遣社員として働いた期間の、履歴書の「職歴欄」についてです。
派遣社員として働いた期間の書き方は、正社員やアルバイトなどの直接雇用の場合と若干異なります。

派遣元と派遣先はどちらも記入

派遣社員として働いた期間は、派遣元と派遣先の両方を記載する必要があります。
つまり、派遣元である「派遣会社」と、実務を行っていた「派遣先企業」、どちらの情報も履歴書に記入します。

派遣登録・勤務開始

派遣会社への登録時や、派遣先での勤務開始時に「入社」という言葉を使用するのは誤りです。
派遣登録はそのまま「登録」、勤務開始を書くのであれば「就業」という表現にしましょう。

退職・契約期間満了

退職理由が派遣期間の満了であれば、その事実が分かるように、「派遣期間満了につき退職」という書き方をした方が好ましいでしょう。
なお、派遣会社の登録解除・退会時期は、記入する必要はありません。

派遣期間の具体的な記入例

派遣先と派遣元が一つの場合

・A(派遣会社)に登録
 B(派遣先) 製造部に派遣社員として就業
・派遣期間満了につき退職

派遣先が複数の場合

・A(派遣会社)に登録 以下の職種に従事
 B(派遣先)製造部(令和〇年〇月まで)
 C(派遣先)一般事務(令和〇年〇月まで)
・派遣期間満了につき退職

短期・単発・日雇いなどの派遣期間は?

履歴書の職歴欄は、原則としては、漏れなく記入する必要があります。
しかし、複数の派遣元に登録、複数の派遣先で働いた経歴がある方は、それだけで履歴書の職歴欄がいっぱいになってしまいます。
そんな場合、1日~1ヵ月程度の短い派遣期間は、職歴欄に記載しなくても問題になることは少ないと言っていいでしょう。
短期・単発派遣を記載しないことで、空白期間が長くなってしまう場合は、「短期派遣として〇社の派遣先で就業」と記載するなど、書き方を工夫をしましょう。
一方で、短期・単発の就業実績が多く、転職活動で職歴としてアピールしたい場合は、短期・単発派遣もしっかりと職歴欄に記載しておきましょう。

まとめ

履歴書は、「正しい経歴をなるべく見やすく書くこと」が基本です。
派遣社員としての職歴も全て記載する必要がありますが、短期・単発のものは、自分にプラスになるように、うまく調整して書き方を工夫しましょう。