派遣社員として働いている方にとって、注意しておきたいことの一つが「契約期間」です。
派遣で働く場合、契約期間というものがあり、「○月〇日～○月○○日まで」と働く期間が定められています。
契約期間が終わった後は様々な選択肢があるため、どうするといいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、派遣の契約期間の満了についてと、契約満了後の選択肢をご紹介していきたいと思います。
派遣契約の満了は、自分の働き方を見直すチャンスでもあります。
直前になって慌てないように、派遣期間の満了が近づいて来たらどのように行動するかを、あらかじめ決めておきましょう。
契約満了とは
一般的に、派遣社員として働く場合、契約期間があり、あらかじめ決まった期間だけその派遣先企業で働きます。
この契約期間が終了する際、契約更新がされなかった場合、「契約満了」となります。
例えば、派遣期間が７月１０日～８月３１日であれば、８月３１日をもって契約満了を迎えます。
派遣会社は、契約更新をしない場合、契約期間が満了する３０日前にはそのことを通知しなければなりません。
契約満了のパターン
契約期間の満了には、主に「自己都合」と「会社都合」の２つのパターンがあります。
契約満了後に失業保険給付などを受ける場合、給付開始時期や給付期間、金額などが変わる可能性がありますので、それぞれの違いを把握しておきましょう。
自己都合の契約満了
一つ目は、自己都合での契約満了です。
派遣会社から契約更新の提案があっても、派遣社員側が様々な事情で契約更新を希望しない場合があります。
自らの意志で契約更新をしない場合は、自己都合での契約満了となります。
また、派遣会社から次の仕事の紹介を受けたが、やむを得ない正当な理由がなく断った場合も、自己都合での契約満了になります。
会社都合の契約満了
二つ目は、会社都合での契約満了です。
派遣社員側は更新を希望したものの、派遣会社側（派遣先企業側）の事情によって契約更新がない場合があります。
派遣会社の都合で更新がなかった場合は、会社都合での契約満了となります。
また、契約が満了してから、一カ月以内に次の仕事を紹介してもらえなかった場合も、会社都合での契約満了になります。
派遣契約満了後は？
契約満了後は、様々な選択肢があります。
せっかくなら、契約満了を機に、ご自分の希望する働き方やキャリアアップにつながるよう、今後の計画を立てておきましょう。
新しい仕事を紹介してもらう
まずは、今の派遣会社に新しい仕事を紹介してもらって、別の派遣先で働く選択肢です。
一度は派遣期間の満了まで働いているため、派遣会社との信頼関係ができているので、スムーズに次の仕事を紹介してもらえる可能性が高くなります。
別の仕事を自分で探す
今の派遣会社からは離れて、自分で別の仕事を探す選択肢もあります。
正社員の仕事を探すこともできますし、派遣会社を変えて新たな仕事を探すこともできます。
どちらにしても、今の派遣会社を離れる場合は、履歴書の作成や面接・面談など色々な準備が必要となりますので、スケジュールに余裕を持って行動しましょう。
失業保険を受ける
契約満了後、すぐに次の仕事を始められなかった場合は、失業保険の給付を受けながら次の仕事を探すこともできます。
失業保険は、雇用保険に入っていれば派遣社員も給付を受けることができます。
ただし、失業保険を給付できるかどうかや、給付期間・日数などは、雇用保険の加入期間などによって異なるので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
派遣社員として働いている限りは、契約期間をしっかりと頭に入れて、次の行動の準備をしておきましょう。
悩んでいる場合は、派遣会社の担当者に相談してみるのも一つの方法です。
