今回は、派遣会社とハローワークの「利用方法と採用までの流れ」を、ご説明していきたいと思います。
前回の記事でご紹介した、派遣会社とハローワークの違いが分かっていれば、「利用方法と採用までの流れ」もご理解していただきやすいのではないでしょうか。
それぞれの利用方法を具体的にイメージしていただくことで、少しでもスムーズに希望のお仕事探しにつなげていただければと思います。
ハローワークの利用方法は?
最初にハローワークの求人に応募する際の流れを簡単にご紹介します。
求職申込書提出
最寄りのハローワークに出向き、必要事項を記入した「求職申込書」を提出します。これにより、「ハローワークカード」が発行され、ハローワークの様々なサービスが受けられるようになります。
求人情報の検索
ハローワークカードが発行されたら、求人検索端末を使って求人を探します。地域によっては、紙媒体の求人冊子が用意されている場合もあります。また、自宅のパソコンやスマホからでも求人の検索ができます。
紹介状を発行してもらう
応募したい仕事が見つかったら、窓口で詳細の確認を行い、ハローワークから企業に募集状況を問い合わせてもらいます。応募可能な状態であれば、「紹介状」が発行されます。ハローワークの求人に応募するには、この「紹介状」が必要となります。
応募・面接・採用
ハローワークが関わってくれるのは基本的に「紹介状の発行」までとなります。相談に乗ってくれることはありますが、応募書類を送付したり、面接を受けるといったことは、ご自身で行う必要があります。
採用が決まれば、企業と本人が直接雇用契約を結び、仕事がスタートします。
派遣会社の利用方法は?
では、派遣会社ではどのように仕事が決まっていくのでしょうか?こちらも簡単に利用の流れをご紹介します。
派遣会社に登録・面談
派遣の場合は、まず派遣会社に登録をします。派遣会社によって登録方法には違いがあり、ウエブで完結するところもあれば、派遣会社に出向き本登録や面談を行う会社もあります。
登録時には、簡単なスキルチェックを行い、面談で仕事の条件や希望を確認する流れが一般的です。
派遣会社から仕事の紹介
面談やスキルチェックをもとに、希望と合う仕事を派遣会社から紹介してもらいます。または、派遣会社のホームページなどから求人を検索し、自ら応募することもできます。
勤務内容、勤務時間、勤務日数など、企業との確認や調整はすべて派遣会社が行います。
企業との顔合わせ・就業
希望する仕事が見つかったら、多くの場合、派遣先の企業と顔合わせを行います。派遣会社同席のもと、実際に派遣先企業に赴き、業務の詳細などを確認します。
顔合わせの結果、勤務することが決定したら、派遣会社と雇用契約を結び、仕事がスタートします。
それぞれの特性を活かしてお仕事を探そう
派遣会社とハローワークの利用方法を簡単にご説明しました。お仕事探しを具体的にイメージするための参考にしていただければ幸いです。
利用方法の違いを見ていただければお分かりかと思いますが、派遣会社とハローワークは、どちらか片方しか利用できないということではありません。両方を並行して利用することもできます。また、就業期間などに注意は必要ですが、派遣として働きながら、ハローワークで次のお仕事を探すこともできます。
派遣とハローワーク、それぞれの特徴を活かして、希望に合ったお仕事を探してくださいね。