派遣に限らず、仕事をしていれば、様々な理由で休みをもらわなければならないことがあります。
そこで、派遣で働く皆さんが気になるのは、「休みすぎるとクビになってしまわないか?」ということではないでしょうか。
特に、家庭の事情やご自身の体調面などで、休みが多くなってしまいがちな方は、「何日くらいなら休んでも大丈夫なのかな?」と不安になってしまいますよね。
派遣社員の場合、休みすぎでクビになってしまうことはあるのでしょうか?
仕事を休みすぎで「クビ」になることはある?
結論から言えば、一般的な正社員と同様、派遣社員でも、仕事を休みすぎれば、「クビ」になることはあります。
当たり前のことですが、派遣社員が仕事を休むということは、派遣先の職場にとっても派遣会社にとっても、不利益になります。
いわゆる「ズル休み」のような、正当な理由のない休みは言うまでもありませんが、やむを得ない理由の休みであっても、断続的な欠勤がある場合は、その派遣社員に「働き続けてほしい」と思う派遣先は少ないでしょう。
派遣社員の「クビ」とは?
派遣社員にとっての「クビ」には、主に二つのパターンがあります。
解雇 → 雇用契約期間中に仕事を辞めさせられること
雇止め→ 契約を更新しないこと
派遣社員は大抵の場合「有期雇用」であるため、本来であれば、契約期間中に勝手に辞めることは出来ませんし、派遣会社としても、それ相応の理由がないと辞めさせることはできません。
派遣の仕事は何日休むとクビ?
では、何日仕事を休むと「クビ」になるかと言えば、明確な規定はないのが現状です。
法律上、「〇日休んだら解雇できる」という規定はありませんし、派遣会社としても、「〇日休んだらクビ」というルールは設けていないことがほとんどです。
会社によっては数日〜数週間の休み・無断欠勤が続くと従業員をクビにするケースはありますが、その日数は状況によって様々です。
普段の勤務態度や、欠勤理由・欠勤中の連絡の有無など、様々な点が加味されると言えるでしょう。
クビにならないためには?
派遣社員が仕事を休んでもクビにならないために、気を付けておきたいことがあります。
それは、派遣登録の時点や派遣先との面談の際に、ご自身の事情をきちんと話しておくことです。
支障がなければ、「月に○回程度通院の必要がある」「何かあったとき子供を見てくれる人がいない」など、具体的な話をしておきましょう。
派遣会社や派遣先に、こちらの事情を分かった上で雇ってもらえれば、後々トラブルになりにくいと言えるでしょう。
また、シフト制など勤務日に融通が利く派遣先を紹介してもらえることもあるかもしれません。
逆に、「休みをもらう特別な事情はない」「子供に何かあっても家族が見てくれると思う」など、予想や希望で話をしてしまうと、ご自身にそんな気がなくても、結果的に嘘を付いたことになってしまいます。
事前に分かっている休みは予め申告をして、休みをもらう際には、正規の手続きを守りましょう。
まとめ
派遣社員も、仕事の休みすぎには注意が必要です。仕事を休みすぎないように、スケジュール管理や体調管理はしっかりしておきましょう。
もし、最初から断続的な休みが必要なことが分かっている場合は、短期や単発の仕事を探すという方法もあります。
派遣では、様々な働き方を選べますので、自分に合った求人を探しましょう。