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実は知らない?社会保険の種類と役割

派遣で働くにあたって、「社会保険」のことが気になったことはありませんか?
そもそも、「派遣社員も社会保険に加入できるの?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
社会保険は、正社員として勤めている人が加入するイメージがあるかもしれませんが、派遣社員も条件を満たせば、加入することができます。
一方で、「社会保険に入ると手取りが減るから嫌だな」「なぜ社会保険に加入しなければいけないの?」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
また、現在社会保険に加入している方の中にも、「社会保険料は引かれているが、内訳がよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「なぜ社会保険に加入するのか?」「そもそも社会保険とは何なのか?」という基本的な知識をご紹介していきたいと思います。
「社会保険」と呼ばれるものには、どのような種類や役割があるのでしょうか?

そもそも社会保険とは?

そもそも社会保険には、「①健康保険、②介護保険、③厚生年金保険、④雇用保険、⑤労災保険」の5つの種類があります。
このうち、労働者(派遣社員)側が支払う社会保険料は、「①健康保険、②介護保険、③厚生年金保険、④雇用保険」の4種類で、その保険料の約半分は事業主(派遣会社)が負担する仕組みになっています。
一般的には、「①健康保険、②介護保険、③厚生年金保険」の3つを「社会保険」、「④雇用保険、⑤労災保険」については、「労働保険」と分けて呼ばれることが多いようです。
では、それぞれの役割を詳しくご紹介していきたいと思います。

① 健康保険

健康保険は、ケガや病気で通院・入院したときの治療費や、長期休業・産休中の生活保障、出産費用などを保障する医療保険です。
加入者と事業主が、日頃から収入に応じた保険料を支払うことによって、必要な時に必要な人が、医療給付や手当金を受け取れる仕組みです。
簡単に言えば、病院に行ったとき、保険証を提示すれば本来の医療費の3割で治療を受けることができるのは、健康保険という制度のおかげです。

② 介護保険

介護保険は、介護が必要な人が介護サービスなどを受ける際にかかった費用を給付する保険です。
介護を必要とする人が少ない負担で介護サービスを受けられるよう、皆で保険料を負担して、必要な人に給付する仕組みとなっています。
40歳以上の健康保険加入者全員に、介護保険への加入と保険料の負担が義務付けられています。

③ 厚生年金保険

厚生年金は、老後の生活保障のための年金や、加入者の死亡、障害を負った場合に給付される保険です。
老後の生活保障のための「老齢年金」、加入者が亡くなったときに遺族が受け取れる「遺族年金」、病気やケガで障害を負った場合に支給される「障害年金」などがあります。
働けなくなったときや無収入になった場合に、生活を守ってくれる保険です。

④ 雇用保険

雇用保険は、加入者が失業して収入が無くたったときや、仕事ができないときに給付金が支給される保険です。
失業時以外では、育児休業で会社を休んでいる間に支払われる「育児休業給付金」や、介護による休業に対する「介護休業給付金」などもあります。

⑤ 労災保険(労働者災害保険)

労災保険は、仕事中や通勤中に発生した災害・事故が原因で、病気やケガ、障害を負ったり、死亡したりした際に、治療費や生活を保障するための保険です。
仕事上および通勤途上に起因するもののみが保障の対象になるため、それ以外に起因するものについては保障されません。

まとめ

給与明細を見ると、「社会保険料って意外と大きい金額だな」と感じる方も多いかもしれませんが、今回ご紹介したように、社会保険には様々な役割があります。
この機会に、少しでも社会保険についての基本的な知識を身に付けていただければと思います。